エネファーム設置検討、最初に覚えておくべき重要事項5+1【2019年調査】

エネファーム 知っておきたいこと

「エネファーム」について、まず知っておくべき5項目と、絶対注意!の1項目

我が家、新築時から付いていた「エコウィル」(ガス発電機器=家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)を、その進化型ともいえる「エネファーム」に付け替えました。2019年、令和元年、築11年目のことでした。

その時に経験したことをいくつかの記事に分けて紹介していますので、設置をお考えの方はぜひ参考にしていただきたいと思います。少しでもお役にたてれば幸いです。

「ガス発電」についての記事一覧:カエデノオト(暮らし360°)

当記事では「まずは知っておくといいこと」をまとめてあります。我が家がリサーチ中に知ったことと設置後に知った(!)、けっこう大事だと思ったこと5つです。

これらのことは、皆さんがお世話になっている(なる)ガス会社さんがきちんと教えてくれるかもしれないし、教えてくれないかもしれません。

わざと教えないのではなくて、「うっかり抜け落ち」ってこともありますよね。

少しでも知識があれば「こんなことを聞いたのだけど」と質問して、そのこたえを聞いて判断するということができます。

そんなふうに使っていただければいいなと思います。

ご案内
情報や掲載のパンフレット誌面は2019年時点のもので、必要に応じて内容を更新しています。

1.エネファームの寿命は10年と考える

エネファームの寿命は10年です。そう思っておいたほうがいいと思います。

これ、我が家の扇風機。もう20年以上使っていますが、特に問題はありません。

扇風機 大事に使って20年

新婚の我々にお義父さんが送ってくれたものです。亡きお義父さん手書きの送り状が付いた外箱もまだ元気です。

エネファームは扇風機みたいに

「正しい使いかたで適量稼働させ、できるだけ長く使おう」

とか、掃除機や電子レンジのように

「買い替えたいけどまだ動くから、壊れるまで使おう」

という発想が通用しません。

「10年でほぼ終了」する機器です(大阪ガスの「エネファーム」パンフレットによる)

エネファームは11年目に停止

10年間は「フルメンテナンスサポート」が受けられます。その後については資料にこのように書いてあります。

なお燃料電池発電ユニットは、使用開始から11年目に停止します。引き続き安全にお使いいただくためには部品交換が必要です。

つまり、10年経過すると使い続けるためには車でいう「車検」「バッテリー交換」が必要になり、それ以降は有償の修理や点検が必要になるということです。

写真のパンフレットの文面では「引き続き安全に使える」ように感じますが、ガス会社の方のお話では「10年で使用を終える機器」とのことでした。引き続き使用するためのコストが高く、現実的ではないということかな?と考えました。

また、機械ですからじわじわと衰えていきます。10年間の故障・不具合はフルメンテナンスサポートで直してもらえますが、

発電効率・出力の低下

ここに書いてあるとおり、発電効力・発電出力は低下していきます。

10年後の選択肢としては

  • バッテリー交換、点検を経て再稼働
  • エネファームを撤去(給湯器のみに戻す)
  • その頃登場しているかもしれない新商品に付け替え
  • エネファームを停止させそのままにし、給湯器のみを使う…?(可能かどうかは未確認)

が考えられます。
それぞれ、ついてどれくらいの費用がかかり、光熱費にどのような変化が起こるかということは2019年現在、わかりません。

2009年から設置がはじまった機器なので「10年後」のデータがまだないのです。

2:売電量はごくわずか。「収入になる」とは思わないこと

「余った電気は売電できる(余剰電力買取)」とパンフレットにありますが、ガス会社さんによると「ごくわずか、誤差の範囲」とのこと。あまり期待しないほうがよい項目です。

3:既存の給湯器に発電ユニットを後付けすることもできる

「エネファーム」は「燃料電池発電ユニット」と「バックアップ熱源機」と呼ばれるふたつの機器で構成されています。

「バックアップ熱源機」というのは、一般的なガス給湯器とだいたい同じような役割をする部分です。
ガス給湯器だけが設置されているところに、あとから「燃料電池発電ユニット」を追加することが可能です。

「エネファームを設置したい=今あるガス給湯器を付け替えなければならない」ではありません。

既存の給湯器に発電ユニットを後付けする場合の注意点は

  • 発電ユニットを追加できない給湯器もある
  • 室内のどこかに壁付きリモコンをひとつ追加しなければならない
  • 発電ユニットと給湯器の耐用年数のズレが生じる

といったところ。

給湯器が古い場合は後付けができない可能性や、「タイミングを見直して同時に設置」のほうがいい場合もあるかもしれません。

4: 停電など非常時の電源として使えるのは、特定のタイプのみ

自宅で発電するなら、停電などの非常時にも電気が使える…ような気がしますがそれは特定のタイプのみです。

自立運転機能は特定機種のみ

稼働に電気が必要なため、停電が発生すると停止してしまうんですよ。

非常時に電源として使えるのは「自立運転機能付き」。機能なしのものより約15万円ほど高いです。

電源が必要な医療器具を使っていて、停電が家族の命にかかわるといったご家庭は「自立運転機能付き」を選ばれるそうです。

大きな災害があった後も、「自立運転機能付き」を選ばれる方が増えるとか。

「自家発電のメリットを最大限に利用したい」と考えるなら、高くはなりますが「自立運転機能付き」を選ぶべきかもしれません。

5:機器が発する低周波騒音があり、それによるトラブルが実在している

これは契約後に検索をしていて知ったことで、ややショックでした。

隣家のエネファームから24時間出続ける「低周波音」によって体調を崩してご近所トラブルに…といった事例が実際にあるそうです。

低周波音とは、一般的に人間の耳では聞き取りづらい低い周波数の音のこと。

エネファームに限らず、電気給湯器「エコキュート」、先日まで我が家についていた「エコウィル」ほか、工場の機械や風力発電の機器等々、さまざまな機械が低周波音を発し、それで困っている方が実際におられるということです。

我が家のある分譲地に建つ家(約50戸)には標準装備で全戸エコウィルが付いていますが、住んで10年、低周波騒音のトラブルを耳にしたことがありません。数年前からエネファームの付け替えも順次行われていることを考えても、ここでは被害は発生していないのかな?と思っています。

低周波音がどのような条件下で「耐え難い騒音」となってしまうのかはわかりませんが、もしかしたらこの先そんなことがあるのかも…と、やや気になります。

「低周波騒音」について、もらったパンフレットに記載はありませんでしたし、ガス会社からも説明がありませんでした。

検索してみるとトラブルは間違いなくあるようですから、その事実を契約前に伝えるべきではないかなぁと思いました。

ご検討中のかたは、ぜひ担当の方に確認してみてください。

 

最後の要注意事項:検索して出てくる情報には、かなり古いものがある

「機器の寿命は20年」「本体価格は200万」といった、事実ではない情報が検索しているとたくさん出てきます。

なかには「エコウィル」と「エネファーム」を混同しているのでは?みたいな記事もありました。

「聞いたことと違う!」とすごく焦ってよくよく見たら、10年近く前の記事だった…というようなことが何度もありました。ウィキペディアの内容もかなり古いです。が、何も知らずに検索をはじめたら、信じてしまうと思います。

「寿命」は10年ですし、本体価格(発電ユニット+熱源機)は160万円前後です。2009年頃にエネファームが出始めたころは200万円ぐらいかかったそうですが、そこから価格は徐々に下がっています。(2019年現在)

知らないことをネットで検索するのは今や当然のことですが、それが事実かどうかは慎重に判断しないと、間違った内容を信じてしまうことになりますね。

この記事だって2019年の実体験ですが、数年後には「事実と異なる」内容になっているのかもしれません…。

設置を検討する際は情報の中身をよく確かめて、正しい情報を使って判断するよう、お気を付けください。

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